会長挨拶

この度、2023年2月16日（木）～2月18日（土）に、日経ホール＆カンファレンスルーム（大手町）にて第52回日本神経放射線学会を開催させていただきます。

日本神経放射線学会は、昭和47(1972)年に、現在の学会の前進となる神経放射線研究会が開かれ、以来毎年開催されるようになりました。平成11(1999)年の第28回大会が開催された際に、研究会より名称を改め日本神経放射線学会となり、今回で第52回を迎える歴史ある学会です。

神経放射線学は脳を含めた神経系の画像診断を扱う分野です。脳は非常に複雑な構造を持ち非常に高度な機能を担っており、人を人たらしめている臓器ですが、病気の種類が最も多い臓器でもあります。放射線科のみならず、脳神経外科、脳神経内科、小児科、精神科など神経系に関わりのある多くの科が密接に関わっている分野です。最初にCTやMRIの臨床応用が始まった領域でもあり、画像診断の進歩とともに発展してきた分野でもあります。

今回の学会はテーマを“Knowledge is power”といたしました。多くの先達の知恵、活躍中の多くの同僚、若手、企業の方々の知識・知見を幅広く共有し、みんなで更なる高みを目指す会にしたいと考えております。

今回は神経放射線に携わる多くの方々にご参加いただけるよう、都心の利便性の良い会場を用意しました。新型コロナウイルスのある程度の収束は見込まれますが、まだまだ予断は許されず実開催とともにWeb開催も併用したハイブリッド開催といたします。会員の皆様のご参加を心よりお願い申し上げます。